働く意味がわからないときはこんなとき
働く意味とは?
働くこと = 幸せなこと?
そもそもあなたは、なぜ働いているのですか?
お金のため?
家族のため?
やりたいことがある?
いつの間にか目的を見失っていませんか?
「働く意味がわからない」という悩みを持っているあなたと、働くことの意味を探してみようと思います。
働く意味がわからないときはどんなとき?
- 仕事が楽しくない
- 仕事に価値を感じない
- 目的を見失った
- 目的がお金だけになっていた
- 自分らしさがなくなった
- 他人がうらやましく感じる
- 疲れた
仕事が楽しくない

人間とは、長年同じことを続けていると飽きてしまう生き物です。
また、最前線で働いていた頃より役職が上がって安定した分、仕事がつまらなくなる人もいるかもしれません。
仕事を楽しむための鍵となる『働く場所・役割・夢』の3つは年齢とともに変化します。
3つのバランスを取るには、キャリアトランジションや変化を恐れてはいけません。
行動すべきです。
キャリアトランジションとは?
キャリアの転機のこと。最近では、生涯同じ会社に勤務する『終身雇用時代』が終わり、転職やセカンドキャリア、副(複)業を主とするパラレルキャリアなど、人生の転機を経験する人が増えました。
仕事に価値を感じない

1日 8時間。もしくはそれ以上の時間をささげるほどの価値が感じられなくなっていませんか?
今まで夢中でがんばれた仕事…
かつての情熱が感じられなくなるのは、よくあることです。
時間はどんな人にも平等であり、有限です。
今の仕事があなたの貴重な時間を費やす価値のある仕事かどうか、見直すべきかもしれません。
目的を見失った

『燃え尽き症候群』という言葉を聞いたことがありませんか?
今まで高いモチベーションで仕事をしていた人が、急に情熱を失ってしまう状態のことです。
別名「バーンアウト」とも呼ばれ、1970年代に精神心理学者ハーバート・フロイデンバーガーによって名付けられました。
症状に差はありますが、誰にでも起こりうるものです。
仕事に対して情熱が持てなくなったことを思い悩まんではいけません。
休息の時間をとったり誰かに相談してみましょう。
目的がお金だけになっていた

時間や労力を、お金に替えるだけの人生になっていませんか?
お金のためだけに働いている自分に嫌気がさしている…そんな人もいるでしょう。
- 気がつくと目標年収に達していた
- お金のために働くことに疲れた
お金自体に目標をおくのはおすすめしません。
『必要なお金の量』を目標にしてはいかがでしょうか。
自分らしさがなくなった

働くにつれ、人に合わせるあまり感情を押し殺すことが増えていませんか?
いつの間にか自分が変わってしまったと感じ、窮屈になっていませんか?
自分らしく生きたいと思うのは当たり前の感情です。
あなた個人を尊重してくれる人や会社にきっと出会えます。
焦りは禁物です。
他人がうらやましく感じる

隣の芝は青いもの。
ついつい活躍している人や輝いている人をうらやましいと感じがちです。
今の自分と誰かを比べてしまうのは仕方のないこと。
ですが、マイナスな感情を持つことに意味はあるのでしょうか?
自分の仕事や役割に自信が持てなくなったのなら、何を改善すべきか分析してみましょう。
疲れた

心身ともに疲れた人は『働く意味』がわからなくなって当然かもしれません。
年齢とともに変化する体に合わせて、働き方も変えて行くべきなのです。
しかし、途中で辞めたり環境を変えることが苦手な日本人は、よくこの状態に陥ります。
『辞める』ことや『変える』ことは、『逃げ』ではないことを忘れないでください。
働く意味を考えてみる
あらためて、『働く意味』とは何なのか考えてみましょう。
3 つあります。
1. お金を稼ぐ

生きていくためにはお金が必要です。
世界の大半の人が、仕事の対価としてお金をもらって生活をしています。
- 豊かな生活をおくる
- 大切な家族を養う
- 将来のために貯金する
このような目的を達成するために、人は働いてお金を稼ぎます。
しかし、お金自体はあなたを幸せにはしてくれません。
『お金はあるにこしたことはないが、お金がすべてではない』ということを忘れないでください。
2. 達成感を得る

働くとは、大なり小なり何かのミッションをクリアしていくことではないでしょうか?
それによって達成感を得ることができ、喜びを感じます。
人間は生まれた瞬間から『挑戦』が始まる生き物です。
最初は寝返りをうつ。ハイハイをする。立てるようになったら次は歩いて、走って、乗り物に乗って…
やがて大人になると、その挑戦のほとんどが仕事や趣味に移行します。
しかし、歳を取るほどそのハードルは上がり、達成感を得られる瞬間も減ってきます。
あなたが求める達成感が得られなくなった時、同じ会社内もしくは違う企業でキャリアアップを目指してみるべきかもしれません。
または、仕事以外でなにか挑戦できることを探してみるのも効果的です。
3. 社会貢献をする

社会は人と人のつながりで成り立っています。
あなたの仕事はきっと誰かの役にたっています。
人や社会に『感謝されている』や『必要とされている』という感覚は『自己肯定感』を高めることに繋がります。
自己肯定感を高めることは自分らしく生きていくために不可欠とされています。
しかし、自分らしく生きること = 社会貢献ではないことを忘れないでください。
働く意味は『幸せ』につながる?
3つの『働く意味』を紹介しました。
どれも違うように見えて、実はあることにつながっています。
それは『あなたの幸せ』です。
『幸せ』と『働く意味』がどのようにつながるのかを説明します。
お金を稼いで幸せになれる?

お金を稼ぐことは『目的ではなく手段』です。
- 目的=幸せになること
- 手段=目的に対して必要なアイテムをゲットする方法
働いて手に入れたお金を使うことで、豊かで安心した暮らしをおくることが『幸せ』につながります。
お金は得ることが目的ではなく、その先にある幸せを手に入れるための手段だということです。
達成感を得ると幸せになれる?

- 褒められる
- 感謝される
- 感動する
- 新しいことを発見する
目標を達成すると感じるであろう出来事で、ドーパミンが分泌されます。
人間はドーパミンが分泌されると、『嬉しい』『楽しい』と感じます。
また、ドーパミンが高い人の方が「行動的になり情報処理能力や集中力が向上する」と言われています。
達成感を感じることでやりがいを感じ、さらに生産性の高い行動ができるという好循環が生まれます。
社会や人から必要とされ、結果として幸せを感じるのです。
社会貢献すると幸せになれる?

『社会のため』というとキレイ事を言っているように聞こえますか?
ニューヨーク州立大学教授(予防医学)のスティーブン・ポスト氏は『他人に親切にしている人は幸福感が高く、心身も健康』であると語っています。
人は誰かに親切にしたり助けることで、『自己肯定感』を感じます。
そしてその『自己肯定感』は、心理的に『幸せ』という感情に直結すると言われています。
「幸せになるためにボランティアをしろ」と言っているのではありません。
私達の生活のなかで、シンプルに「社会に貢献している」と感じることができるのが『働く』ということです。
仕事というのは、誰かがそのサービスを求めているから存在するわけで、この世に不要な仕事など存在しません。
つまり、あなたがしている仕事も、誰かのためになっていて誰かの助けになっているのです。
おわりに

働く意味とは、『会社の駒になること』でも『自分を犠牲にすること』でもありません。
働くことで自分が幸せになるというウィン・ウィンの関係でなければいけないのです。
働く意味がわからなくなった人は『自分の幸せを叶えるために必要なものは何なのか』をあらためて考えるとよいかもしれません。