海外でお金を稼ぐ方法
海外で働ける職種「27選」
海外に住んでみたい。
近年、海外移住を目指す日本人が増えています。
しかし生きていくには『お金』が必要。
海外にはどんな職種があり、どうやって働いているのでしょうか?
今回は、海外で暮らす日本人が働いている方法をご紹介します。
海外で働く|お金を稼ぐ方法
海外で働きながらお金を稼ぐ方法は以下の3つです。
- 日本企業から給料をもらう
- 海外企業から給料をもらう
- 自分でお金を稼ぐ
日系企業で海外赴任

海外支社がある企業に就職し、海外転勤をするというルートです。
なかには望まぬ海外赴任を言い渡される人もいるでしょうが、海外で働きたいと思っている人にはもってこいです。
多くの場合、高い給料や居住手当などの福利厚生が充実しています。
海外の企業に就職

現地海外の企業に就職することも不可能ではありません。
この場合、現地の言葉が必須となります。
日本で就職するよりハードルが高そうですが、専門的な知識やスキル、日本での経験を求めている海外企業は少なくはありません。
海外就職を扱う転職エージェントもあります。
インターンシップ
海外ではインターンシップ制度が充実しています。
雑用から始まる場合もあり、報酬がゼロスタートの場合もありますが、社会経験や語学力アップにも繋がります。
ワーキングホリデー

18〜30歳の日本国民なら日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に 1~2年の滞在許可が下ります。
その間に就学・旅行・就労と生活することができる制度のことです。
一般的に海外滞在中に働くことは許可されていないため、ワーキングホリデーはとても貴重な制度と言えます。
1980年より一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会によって開始されました。
職種は制限され、給料は低めの傾向にあります。
国連、NGO、大使館

ユネスコや赤十字、日本大使館など、いずれも高い能力や学歴が必要とされるため簡単ではありません。
高い志を持った人々とやりがいのある毎日を夢見る人には向いています。
ノマドワーカー・フリーランス

日本でも話題になっている働き方のひとつで、ネット環境をベースに仕事をする人のことを指します。
ネットさえあれば働く場所を選ばないため、海外を拠点としている人も多く存在します。
ノマドワーカーの中には個人事業主として活動する人もいます。
ノマドワーカーの良いところは100%リモートで仕事できることと、海外にいながら日本の仕事も取れることです。
起業する

現地法人を立ち上げ、自分でビジネスをする方法です。
自分の得意分野かつ、その国で認められた職種であればどんな内容でも仕事をすることができます。
海外就活|あなたが働ける職種
それでは、具体的にどんな職種があるのかご紹介します。
27の例をあげていますが、あなたに合った職種を探してみてください。
1. 駐在員

駐在員とは『海外転勤になったサラリーマン』というイメージです。
この場合、行きたい国に行けるとは限りません。
海外での駐在員の例
- IT企業
- 食品メーカー
- レストランチェーン
- 化粧品メーカー
- アパレルメーカー
- 自動車メーカー
- 電気製品メーカー
- 商社
2. エンジニア指導員・管理者

ここでは生産技術エンジニアを指します。
主に工場に勤務し、製品の生産工程の効率を改善する仕事です。
日本の技術を現地スタッフに指導したり現場を管理したりします。
語学力や指導力が求められ、今後も需要がある職種だと言えます。
3. ITエンジニア

ITエンジニアは IT関連(コンピュータ、通信関係)の技術者たちの総称です。
日々進化を続ける ITにおいて、どの国でも需要が高まっている職種です。
ITエンジニアの例
- プログラマー
- システムエンジニア
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
4. 通訳・翻訳

語学に自信のある方は通訳・翻訳として活躍することができるでしょう。
日本人の多くは英語が苦手です。そのため、英語通訳ができるだけでも重宝されます。
もちろん英語だけでなく、中国語、スペイン語、フランス語なども需要があります。
通訳はコミュニケーション能力も求められます。
TOEICで良い点がとれた!というレベルでは通用しないので注意しましょう。
5. ツアーガイド

観光資源の多い国では、日本人観光客を対象としたツアーガイドの仕事が期待できます。
日本人相手の業務ですので、高いレベルの語学力は必要とされず採用のレベルは低めです。
6. 料理人

昔、ある人が『魚さえ捌けたらどこの国でも仕事がある』と言っていました。
今や世界中に日本食レストランがあり、多くの日本人が働いています。
海外で働く料理人は現地語が全くしゃべれない人もいます。
語学力はあるにこしたことはありませんが、それよりもまず確実な料理の腕が求められます。
海外で働く料理人の例
- 寿司職人
- 天ぷら
- ラーメン店
- 日本式の焼き肉レストラン
- パティシエ
- スーパーの鮮魚部門
- 日系レストランチェーン
- バーテンダー など
7. 飲食店スタッフ

料理人でなくても、日本食レストランではホールスタッフとしても日本人が優遇される場合があります。
NYの寿司ロール店で働く日本人も多いのではないでしょうか?
この場合、現地客の対応をしなければいけないので語学力は必須です。
また、能力次第でマネージャーなどに抜擢される場合もあります。
8. 教師

現地の日本語教師になるという道があります。
多くの場合、経験者が求められます。
また、現地人相手となると日本語以外の語学力も必要になるでしょう。
9. 医師・看護師

国によって条件は異なりますが、需要が高く多くの医療機関が人材を探しています。
現地の病院だけでなく、日系の病院で働くこともできます。
しかし、患者だけでなく同僚とのコミュニケーションは簡単ではなく、責任も重大です。
また、国によっては過酷な労働環境のもとで働くこともありえます。
10. 保育士

子供をもつ日本人が多く暮らすエリアには、日系の保育園も開かれています。
日本人相手だと語学力は不要であることが多く、専門職のためビザ取得にも有利です。
国によっては資格不要の場合もあります。
英語以外の言葉が話せる保育士が重宝されることもあります。
11. ホテル

日本人のおもてなし精神や気遣いは国際的に評価が高めです。
その経験がある人は世界のホテルでも十分に働けるスキルとなります。
高い語学力とコミュニケーション能力が求められます。
12. 貿易

輸入大国である日本では、海外から多くの食品や資材、商品を輸入しています。
とくにアジアなどの新興国から、安く資源を輸入するため展開された企業も増えました。
貿易関係の仕事では、現地企業の人々と直接商談ができるコミュニケーション能力や、製品の知識や経験のある人材が多く求められています。
13. CA・パイロット

おなじみ航空業界でも、海外の会社で働くという手があります。
日本との直行便がある航空会社では、日本人スタッフは優遇されます。
また、もとから英語必須の職種ですので海外企業で働くことに抵抗を感じる人も少なく、定年まで続ける人も多いようです。
14. 士業

弁護士や税理士など、日本でも人気のある資格を持った人が海外でも多く求められています。
現地の事務所で働き、様々な国の人を相手にすることが予想されますので、優れた語学力や経験が問われます。
その分、高い給料が期待できる職業のひとつです。
15. 不動産業

世界中どこにでもある不動産会社では、住宅だけではなく、投資家向けの不動産商品を取り扱う会社も多くあります。
現地向けだと母国語、世界からやってくる投資家向けだと英語が必須となります。
大きな金額を取り扱うことが多く、やりがいのある職業かもしれません。
16. コンサルタント

コンサルタントとはクライアントの課題や問題を明らかにし、解決に向けて指導・アドバイスする人や組織のことを指します。
豊富な経験や専門知識を活かした仕事で、相手は日本企業だけでなく現地企業の場合もあるでしょう。
17. 人材紹介

海外で働く人を企業に紹介したり、現地人を日系企業に紹介する仕事です。
自分と同じ悩みをもつクライアントに感情移入しやすく、やりがいのある仕事です。
18. 留学エージェント

日本からの留学生などの生活をサポートする仕事です。
現地でのやり取りが必須ですので、語学力やコミュニケーション能力がないと難しいかもしれません。
事務的な業務もあり、仕事の幅が広いためマルチタスクが得意な人向けです。
留学エージェントの業務例
- 学校の紹介
- 仕事の手配
- 居住場所の手配
- 送迎
- カウンセリング
- 情報収集
- 請求書などの事務作業全般
19. 外国人技能実習生送り出し機関

日本に技能実習生を派遣する団体や企業を送り出し機関と呼びます。
日本で働きたい技能実習生をサポートする仕事です。
意義のある仕事である分、トラブルも多いため簡単な仕事ではありません。
送り出し機関の仕事
- 技能実習生候補者の募集・選抜
- 入国前教育(日本語・文化・マナー等)
- 日本へ行くための対応・手続き(健康診断・出国支援等)
- 日本滞在中の技能実習生のケア
- 問題発生時の対応
- 技能実習生の帰国受入れとフォローアップ
20. JICA(海外青年協力隊)

JICA(独立行政法人国際協力機構)では、開発途上国の国づくりに貢献できる人材を現地へ派遣します。そこで現地の人々と共に生活することで同じ目線で途上国の課題解決に貢献することを目的としています。
海外青年協力隊という言葉を耳にしたことがある人も多いかもしれません。
意義のある仕事であり、生活費や各種手当の支給、派遣中・帰国後のサポートもしっかりしています。
仕事の幅は広いものの、責任のある仕事のため選考は厳しく狭き門とされています。
21. 美容師

日本の美容技術は世界でも評価が高く、需要が高い職業のうちの一つです。
国によって美容師免許等の決まりに違いはありますが、現地の美容室に就職するもよし、日本人向けの美容室で働くこともできます。
また、語学力に自信のある人は講師として働いたり、自分で開業するのも良いかもしれません。
22. ネイリスト・アイラッシュ(まつ毛)

美容師と同様に、世界中で需要のある職業です。
とくに日本人技術者は各国の富裕層に好まれます。
最低限の語学力は求められますが、求人の需要は多い傾向です。
23. アパレルスタッフ

業務内容は日本とほぼ変わりありません。
憧れのブランドやショップで働くことができるかもしれませんし、ユニクロなどの日本企業も多く海外へ進出しているため選択肢は広いでしょう。
また、接客・サービス業ですので現地の人と触れ合うことのできる仕事です。
24. マッサージ・セラピスト

日本人マッサージ師、セラピストは海外で人気が高いため、経験者には有利な就職先のひとつと言えます。
また、整体師の資格があればスポーツ関係の仕事に就くこともできるかもしれません。
25. アーティスト

音楽、特殊メイク、劇団員、ダンサーといったアーティストとして活動している人も多くいます。
国によっては『アーティストビザ』が認定される場合もあり、海外で暮らす道のひとつとして多くの人々が夢を抱いています。
26. ペット関連

ペット関連ビジネスは、日本だけでなく世界中で加熱しています。
とくに新興国ではペットの文化が盛り上がっています。
ペット関連の職種
- ペットショップ
- ペット用品店
- ペット関連の輸出入
- トリマー
- しつけ
- 獣医
27. マスコミ・メディア関係

テレビ局やラジオ、カメラマンの仕事です。
日系企業では雇用のハードルは低いものの、体力仕事なので覚悟が必要です。
おわりに

選考において日本人であることが有利になったり、日本で培ったスキルを発揮できそうな職業を優先して並べました。
もちろんこの職業以外にも『仕事』はたくさんあります。
言語や文化の違いはありますが、『海外で働く』ことに恐れる必要はありません。
世界はあなたを待っています。
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